CDJ19/20 どこまでも叙情的なロックバンド「Indigo la End」

今年のJAPAN JAMで忘れられないシーンがあって、それがIndigo la End(敬称略)がラストナンバーで「夏夜のマジック」を歌い出すと、小雨がちょうど降り始まることだった。終わったらところどころ客が「雨降ったけど雰囲気よかったね」と天を味方にした、それぐらいすごいライブパフォーマンスだった。

Indigo la Endのボーカル川谷絵音はいわばフェス常連と言ってもいいぐらい、毎シーズンフェス出演してる。ユニットによって楽曲の方向性が変化するが、それをうまく対応できるのが川谷の強さ。

この日のIndigo la Endは切なさを全開にして、最初から「雫に恋して」を披露した。絶好なメロディーとリズムが客席を滲みさせる。客席はじっとしているが、誰も音楽に酔いしれていた。

「瞳に映らない」になるとツインギターの良さが発揮して、「通り恋」で新ナンバーを披露して、ここに来てフロアの雰囲気は完全に出来上がっている。

川谷がIndigo la Endにいるときは比較的にスマートで、トークより曲に集中する。客席に対してもあんまり煽らない。ゲスの極み乙女。のようなダンスフロアでもないし、ジェニーハイほどポップなイメージでもない。でも楽曲に込めてるストイックさと情念は、おそらく一番強いだろう。

Indigo la Endのセットリストは起承転結が強い。「想いきり」でせつないナンバーを奏でて、そのあとの初期ナンバー「名もなきハッピーエンド」がまさにそうだ。そして「夏夜のマジック」のイントロが響くと客席はいい感じに優しい顔になり、青ライディングに照らされながら、素敵なエンディングを迎える。

1、雫に恋して

2、瞳に映らない

3、通り恋

4、想いきり

5、名もなきハッピーエンド

6、夏夜のマジック

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